余剰資金ができた時に、投資、資産運用を考えるのは普通のことですが、
世の中には金融商品が溢れており、
調べているだけで疲れてしまいますよね。
誰でも思うはずです、楽しく資産運用をしたいと。
その中で、ベンチャー企業に投資をするというのは、
有望な若者に資金を預け、上場などをした際に大きなリターンが得られるかもしれないという、
かなり夢の溢れる世界ですよね。
メルカリやLINEなど、誰もが知る企業に自分が出資していた、という話をすれば、
周囲でもあなたは先駆者として認められますし、
リターンも大きいという良いことずくめです。
前回もベンチャーキャピタル、ベンチャー投資については少し話をしましたよね。
👉 ベンチャーキャピタルによる投資・資金調達とは?仕組みをわかりやすく解説してみる
👉 ベンチャーキャピタルに個人で投資するには?国内VCをまずは見てみよう
ベンチャーキャピタルを通して出資するのであれば、
JAFCOの株を買えば間接的に投資をしたことになりますね、と話をしました。
👉 ジャフコ(JAFCO)を評価-評判の日本有数のベンチャーキャピタルの株価は割安?-
しかし、ベンチャーキャピタルを通すと、
実際にそのベンチャー企業からは距離があり、
あまりベンチャー企業の市場での活躍やIPOによるダイナミックさを感じにくいかと思います。
であれば、残りの選択肢は自分が個人投資家、
つまりはエンジェル投資家としてベンチャーに投資をするしかありませんね。
しかし、エンジェル投資家というのはどのようにすればなれるのでしょうか?
少し調査して考えてみましたので、執筆していきたいと思います。
エンジェル投資家とは?
エンジェル投資家とはそもそもどのような意味なのでしょう?
エンジェルというくらいですから、ベンチャー企業の経営者からすれば天使である存在ということでしょうか。
簡単に説明すると、エンジェル投資家とは、
起業家の創業当初、つまりはスタートアップを手助けする、個人の投資家です。
創業当初は起業家は資金面、人脈面、実績がなかったりと苦難の連続です。
もちろん実績がないので銀行もお金を貸してくれませんし、
まだまだ事業も始まったばかりで、軌道に乗るまで精神的にも辛い時期があります。
資金がなければ経営者は全ての業務をこなしていく必要もありますから、
助け舟がどうしても欲しくなりますよね。
そこで、エンジェル投資家が登場し、起業家に資金援助、人脈の紹介、経営アドバイスをすることで、
ベンチャー企業の事業を軌道に乗せる、またはその後の方針などの決定などを円滑に進める役割を担います。
精神面のサポートもしていくので、まさにいたせりつくせりで、起業家にはありがたい存在ですよね。
「エンジェル」と言われる所以ですよね。
エンジェル投資家にはどうやったらなれるのか?どんな人がなっているのか?
エンジェル投資家は、ベンチャーキャピタルが出資するような数億円、数十億円という金額を動かす訳ではなく、
少なくで数百万円、1億円、などなど少額ですがばらつきがあります。
創業期のビジネスモデルにもよりますし、
市況次第でもあります。
ベンチャー経営者とその点は直接話をすることになります。
しかし、そもそも有望なベンチャー経営者とはどこで会えるのでしょうか?
会えなければ始まりませんよね。
基本的に、エンジェル投資家となるのは、
すでに起業を経験して、その会社や株式を売却した、または株式だけ持って役員からは外れた、
などなど、起業経験豊富な方が適しているポジションと言えます。
「お金を持っているだけ」ではエンジェル投資家には今の日本ではなれません。
ベンチャー界隈ではお金が余っていると言われており、
少し生意気な話でもありますが、
ベンチャー経営者が投資家を選ぶという奇妙な空気が漂っています。
ですので、基本的にエンジェル投資家は、
- 豊富な起業経験
- ベンチャー界隈の人脈がある
- 資金力もある
といった点が最低条件になってくるでしょう。
会社員の人が数百万円で出資、というのは、有望なベンチャーには難しいでしょう。
ベンチャー企業には、
- シード
- アーリー
- ミドル
- レイター
と4つの段階がありますが(シリーズAなどの呼び方もありますが一番簡単なのをチョイス)
例えば投資しようとしている、知り合いが経営しているベンチャーがシード期で、
お金に困窮している状態であればジョインできるかなという感じです。
当たれば、リターンは凄まじいことになりそうですが。
クラウドファンディングで少額出資も可能だがリターンは限定的
最近はクラウドファンディングでエンジェル投資家を名乗れるようになったようです。
👉 株式投資型クラウドファンディングのメリット・デメリット-PEファンドと比較-
エンジェル投資は、
ベンチャー経営者とそもそも知り合いでなければ投資ができず、
「ベンチャー村」だけの文化であると私自身は思っていましたが、
FUNDINOなど、様々なクラウドファンディングで50万円を上限に投資ができるようになりました。
50万円程度であれば、確かにベンチャーがこけても、
そこまでのダメージはないので、
少しベンチャーにも遊びで投資をしてみたい、
という人は投資をしてみるのが良いかと思います。
私は、少額すぎること、ベンチャー投資は100発打って1発当たれば良い投資と認識していますので、
無駄金は使わない予定です。
まとめ
エンジェル投資家について記事を書いてきました。
エンジェル投資家になるには一度起業をしてEXITを経験していなければ難しく、
クラウドファンディングで投資は可能ですが少額であり、
そもそもベンチャー企業のダイナミックさをせめて感じることができるメリットがあるからこその、
ベンチャー投資に関わらず、
システム化しておりあまり魅力を感じませんでした。
堅実に、他の方法で資産運用を進めていきたいと思います。
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